歯周病を治すと糖尿病も良くなる
「糖尿病と歯科治療」の講演を歯医者さんから
聞いてきましたのでお伝えします。
2002年の資料によると糖尿病の方は740万人で予備軍は880万人
です。6.3人に1人が糖尿病となります。
現在はもっと増えているようです。
糖尿病の初めはほとんど自覚症状か゛ありませんが
のどが渇く、多飲、多尿、だるい、やせるなどの初期症状
があります。
あまり一般には知れわたってはいませんが
糖尿病になると歯周病にもなりやすいことがわかっています。
そして歯周病が糖尿病に悪さをしているそうです。
歯周病を治療すると糖尿病も良くなることがわかり注目を集めて
います。
これってなんかすごいですね。
■ 糖尿病の人の初診時の口腔所見
★虫歯の人が41%いて、そのうち約半数の人にはC3 C4の進行したものがある
抜かなければならない虫歯が初診ですでにある
★歯周病の人は31%いて、進行している方が80%である
糖尿病に方は、すでに進行している歯周病があり、早期に歯を失うことが
多いそうです。
■なぜ虫歯と歯周病になりやすいのか?
1.虫歯が多い理由
○糖尿病の症状の多尿により唾液の分泌量が減ってしまう
唾液は普通1日に2Lでていて口の中を洗い流しています
○唾液中のグルコースの濃度が高く虫歯菌の栄養源になって
しまう
○甘いもを多く摂ってしまう
2.歯周病になりやすい理由
○高血糖状態の口腔では白血球が機能不全となり、免疫機構異常
なる。口腔内の常在菌の種類や細菌叢が変化する
○菌が感染しやすくなってしまう
○高血糖状態では毛細血管がつまりやすく組織にいく血流量と酸素
供給が不足する。歯肉を作っているコラーゲンなどが弱くなる
○炎症がおこりやすく、傷が治りにくい
糖尿病は歯周病を確実に悪化させます。
歯周病になり歯肉が炎症をおこすとその毒素が血液の中に入り
インスリン抵抗性を増します。ですから歯周病になると血糖値が
あがってしまいます。
歯周病が糖尿病を悪化させます。
逆に歯周病を治療すると糖尿病の指標のHbA1c値が改善された
との報告があります。
血糖値が高めの方や糖尿病の方、歯周病の治療は大事ですね。
糖尿病の方で、生活習慣改善や薬の服用しても、血糖値や
HbA1cがなかなか改善されない場合は、歯周病も考えてみましょう
■糖尿病の方の歯周病予防法
★血糖値をコントロールしましょう
★毎食後の歯みがきと口を清潔にしましょう。
唾液は寝ている間はほとんど分泌されませんので
寝る前に歯を磨いたほうがいいです
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商品紹介
薬用GUM(ガム) デンタルリンスBN ノンアルコールタイプ 960ml
「薬用GUM(ガム) デンタルリンスBN ノンアルコールタイプ 960ml」は、歯周病を予防する液体歯磨きです。液体なので、お口のすみずみまでひろがり、歯周病菌を殺菌し、歯周病菌が出す毒素(LPS)もまとめて除去します。医薬部外品。
寝る前に10ml(3〜4回プッシュ)を口に含んで20秒ほどよくすすぎます。
それを吐き出してそのままブラッシングします。
水ですすぎます。その後も長時間効果を発揮します。
これはいいですよ。舌の苔がある方はこれもきれいになりますし、
口臭にもいいですよ。私も使っています。
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