内臓脂肪が病気を招く
内臓脂肪が多いと病気になりやすい物質が分泌されて
くるのが怖いところです。
この内臓肥満はメタボリックシンドロームの一番の元に
なっています。
■内臓脂肪が多くなると体はどうなるの?
1.高血糖になってしまう
食べすぎや運動不足になると内蔵に脂肪がたまってきます。
その内臓脂肪からはインスリン(血糖を下げるホルモン)が効きに
くくなる物質が出できます。
インスリンの働きがうまくできないのをインスリン抵抗性といいます。
食べ過ぎ、運動不足そのものもインスリン抵抗性を起こします。
そのため高血糖となってしまいます。
2.高血圧になってしまう
1で高血糖になると血液中の糖を下げようとして膵臓からインスリン
がたくさんでる。
すると血液中のインスリンの濃度が高くなってしまう。
インスリンが腎臓で一旦排出されたナトリウムを再吸収して血液中
のナトリウムが増えます。濃度を一定に保つために血液中の水分
の量が増えて血液の量も増えます。
血管壁にその分、圧が増えて高血圧になってしまいます。
3.高脂血症になってしまう
1でインスリン抵抗性が増すと血液中の中性脂肪を分解する
酵素が減り中性脂肪が増えてしまいます。
中性脂肪が増えるとHDLコレステロールが減ります。
内臓脂肪が増えると中性脂肪の合成がすすんでしまいます。
内臓脂肪が多いとインスリン抵抗性を増して糖尿病、高血圧
高脂血症の病気を引き起こしやすくなってしまいます。
糖尿病、高血圧、高脂血症の病気の元には内臓肥満が隠れています。
内臓肥満があって前述した診断基準の2つ以上が当てはまると
メタボリックシンドロームとなってしまいます。
すると動脈硬化が急激に進み心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが
高まります。
内臓肥満を解消することがいかに大事かがわかりますよね。
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こちらをご覧ください
中高年の肥満 なぜ減量が大事なのか?
をご参考ください。
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